NEXCO中日本は、4月に発生したETCの大規模なシステム障害をめぐり、料金の後払いを求めていた方針を転換し、当時の通行料金を実質無料にすると発表しました。

4月6日から7日にかけ、約38時間にわたって発生したETCのシステム障害では、愛知県を含む1都7県の17の路線でETC専用のレーンが通行できなくなり、渋滞や事故などが起きました。



これまでNEXCO中日本は通行料金の後払いを求めていましたが、5月2日に方針を転換。

料金所によって料金のデータを正常に記録できたところと、できなかったところがあり、NEXCO中日本は不公平感が解消できないと判断し、当時の通行料金を実質無料にすると発表しました。

ETCカードで今後請求が届く利用者については、同額をマイレージサービスなどで還元するほか、料金所で現金やクレジットカードですでに支払った利用者にはクオカードを送付して還元するとしています。

すでにWEBサイトから後払いの申請をした利用者については、現時点で請求書などを送っておらず、今後も支払いを求めないとしました。

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