大阪・関西万博には出展している東海地方の企業のパビリオンを取材しました。

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「未来の都市」パビリオンに出展しているのは、名古屋に本社を置く日本特殊陶業です。

コンセプトは循環型社会実験場ということですが、私たちが注目したのは、このパビリオンで初公開となった「空中感覚装置」です。

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
CBC

取材班:「目の前の画面から映像が浮き上がって見えます」
スタッフ:「手のひらで優しく触ってみてください」
取材班:「(クジラの)映像に手を近づけると、触っている感触があります!(画面に降ってきた)雨粒が手に当たっている感覚もあります」

カメラが手の位置を認識し、かざした手に超音波を当てることで、モノに触れている感覚を作り出しているそうです。

離れている人の“ぬくもり”が感じられる未来を

日本特殊陶業が、この技術の先に見据えていることは…。

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
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(日本特殊陶業 コーポレートコミュニケーション室 市村彦幸 主任)
「離れた人に肩をもんでもらうとか。寝たきりの人の体を触って、看護師が調べるとか。離れている人たちのぬくもりを感じられるような未来を考えている」

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
CBC

五感で魅力を体感できるブースは、こちらにも!9つの府・県が協力する「関西パビリオン」に入る「三重県ブース」です。

(三重県 大阪・関西万博 推進プロジェクトチーム 宮本徹志 主任)
「“こころの原点”をテーマに、いろいろな形で三重県の魅力を発信している」

壁にある大小25個の引き出しを開けると…

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
CBC

約400枚の鏡に県内の美しい映像が映し出される「時のトンネル」を抜けると、伊賀忍者をイメージした制服のスタッフがお出迎え。

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
CBC

次のエリアに進むと壁に大小25個の引き出しが。その1つを開けてみると…

取材班:「伊勢茶の香りがします。目を閉じると茶畑が広がってきます」

伊勢茶や日本酒の香りを感じることができたり、伊賀忍者が保存食として持ち歩いた煎餅(せんべい)「かたやき」の実物を触ることができたり、名張市に生息する「オオサンショウウオ」の模型が現れます!

ブースの体験を通して三重県の情報発信を

大阪・関西万博で日本特殊陶業が初公開! 映像から手触りを感じられる空中感覚装置 三重県のブースでは伊勢茶や日本酒の香り体験も
CBC

このブースで三重県が目指すのは?

(三重県 大阪・関西万博 推進プロジェクトチーム 宮本徹志 主任)
「ブースの体験を通して三重県に来ていただくことが最終目的。食も豊かで、自然もありますし、伝統文化もいろいろある。三重県として情報発信して外国人や県内外の方に来てもらえたら」

GW期間中、多い日は1日に3900人あまりの人が訪れた「三重県ブース」、開幕後すでに7万8000人以上が足を運んでいます。五感で展望する未来が、ここにあります。

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