納められているのはお釈迦さまの骨。新しい本尊をお披露目です。
名古屋市昭和区の興正寺に新たに建てられた密厳堂。本尊は、長久手市の仏師・江場琳觀(えば・りんかん)さんが手がけた「金剛界大日如来」ですが、その中にはスリランカの寺院から譲られた釈迦の遺骨「仏舎利」が納められています。
(仏師 江場琳觀さん)「仏舎利というと仏教に関わる者にとって、それはそれは特別なこと。驚きと僥倖とが入り交じるようなところがあって、しっかり直視すると手が震えそうだと思った」

きのうお披露目された仏像を見た人は…
(仏像を見た人)
「感動です。今も涙が出てきそう」
「本物と聞いてすごくびっくりした」
(興正寺 西部法照(にしぶ・ほうしょう)住職)
「命はずっとつながっている。それを感謝するところから仏教は始まっている。仏様の波動が肌で感じられる、そういうお堂に育てていきたい」

仏舎利の寄贈は興正寺とスリランカの寺院との40年以上にわたる交流で実現したということです。



