愛知県の岡崎市民病院が、薬を過剰に投与する医療ミス。遺族に1000万円を支払う方針です。
岡崎市民病院によりますとおととし5月、閉そく性黄だんなどで入院した70代の男性患者が、入院から約2週間後に脳出血で死亡しました。
男性患者は入院前から血液を固める力を抑える錠剤を服用していましたが、入院後この薬が効き過ぎてしまう腎機能障害があると判明。このため薬を半分に減らすよう病棟の薬剤師などが30代の主治医に電子カルテに連動した情報共有WEBで伝えましたが、主治医は確認せず、通常通りの量をあわせて8日間投与したということです。
病院側は薬の量を減らさなかったことと男性が死亡した因果関係を否定できないとして、遺族に1000万円の和解金を支払う方針です。


