航空自衛隊の練習機が愛知県犬山市の池に墜落した事故で、17日も現場での捜索が続いています。
この事故は今月14日、宮崎県の新田原基地所属の航空自衛隊のT4練習機が、愛知県犬山市の入鹿池付近に墜落したもので、当時、機体には井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)の2人が乗っていましたが、安否は分かっていません。
防衛省によりますと16日、現場で搭乗員と思われる体の一部が見つかり、愛知県の小牧基地に搬送され確認が進められていますが、損傷が激しく、身元は分かっていないということです。
事故から4日目の17日、現場では、午前中はのべ約260人態勢で、午後からはのべ約300人態勢で捜索を行うも、雨の影響で池の水が濁って視界が悪くなるなど、活動は難航しました。17日の捜索では、新たに航空機の部品の一部とみられるものが見つかり、防衛省では今回墜落したT4練習機との関連を調べることにしています。
自衛隊による搭乗員2人の捜索活動は今後も夜を徹して行われる予定です。
また、今回の墜落事故の現場近くにある観光施設「博物館明治村」では、自衛隊の拠点が設けられていて21日まで臨時休業することにしています。