東京都が一般家庭の水道の基本料金を4か月間無償とする方針を示したことについて、愛知県の大村知事は県内での実施は「現段階では考えていない」と話しました。
東京都は、ことし夏の4か月分の水道の基本料金について、全ての一般家庭約800万世帯を対象に無償とする方針を示しています。
猛暑や物価高の対策として、水道料金の負担を減らすことでエアコンの利用を促すためだとしています。
これについて愛知県の大村知事は、27日の会見で県は各家庭に給水するのではなく市町村などに卸売りを行う立場で東京都とは構造が異なるとした上で、県内での実施について現段階では考えていないと話しました。

(愛知県 大村秀章 知事)
「仮に何かやろうとしても、市町村単位で料金が違うのでバラつきが出てしまう」
大村知事は「引き続き状況を注視する」とコメントしました。
