拳銃を持って逃げた暴力団を取り押さえる、緊迫の訓練です。
名古屋市南区、日本ガイシアリーナのすぐ近くの駐車場に鳴り響くサイレン。

(訓練)
「車から降りてきなさい」
「降りたぞ、これでいいんか」
暴力団どうしの抗争に備えるこの訓練は、愛知県小牧市のコンビニの駐車場で拳銃が発砲された想定で行われました。挟み撃ちされた車から降りてきた男の手には「拳銃」が。

男は警察の説得に応じ、その場で取り押さえられました。名古屋市南区には、六代目山口組の中核組織・弘道会系の暴力団事務所が複数あり、訓練には、南警察署の署員や警察航空隊など約80人が参加。発砲現場から逃げた男らを確保するまでの流れを確認しました。
(南警察署 淺野悟司地域課長)
「暴力団抗争や拳銃使用の事件は、早期解決・犯人検挙が県民の安全を確保する最も有効な手段。そのときにすぐに対応できるために訓練を繰り返していく」
愛知県警は今後も暴力団への警戒を続ける方針です。





