名古屋市職員共済組合の職員が、借金返済のため組合員の貯金を不正に引き出していたとして懲戒免職となりました。
29日付けで懲戒免職となったのは、名古屋市職員共済組合の64歳の男性職員です。
口座は名古屋港管理組合に勤める組合員334人が給与からの天引きで現金を預ける「貯金事業」の経理に使っていて、職員はその管理を一人で担当していました。
男性職員は、「借金の返済に充てるためだった」などと説明し、すでに全額を返済したということです。
共済組合は男性職員を業務上横領の疑いで警察に刑事告訴していて、今後、口座のチェック体制を強化するなど、再発防止に努めるとしています。