5月に航空自衛隊の練習機が墜落した愛知県犬山市の入鹿池で、水質調査の結果、使用に問題がないとして田植えに使う水の配水が6月1日から始まりました。

1日に田植え用の水の配水が始まったのは犬山市の東部地区です。
入鹿池では5月14日、宮崎県の航空自衛隊新田原基地に所属するT―4練習機が墜落。
池に流出した燃料などに含まれる物質について、防衛省は5月27日、農業用水としての使用に問題はないと報告。
これを受け、犬山市の東部地区では予定通り1日から配水が始まり、3日からは犬山市内の残りの地区の他、小牧市、大口町、扶桑町への配水も始まります。
(犬山市の米農家)
「(毎年と比べ水に変化は?)今のところ変化なしです。その時その時で必要な水が適当に来てくれるのはありがたい」
このコメ農家では1日と2日の2日間、土を細かく砕いてかき混ぜ泥状にする「代掻き」を行った後、3日に田植えをする予定だということです。