将棋の藤井聡太七冠(22)が名人戦の幻の対局地となった愛知県蒲郡市の老舗旅館を訪れました。

名人戦3連覇の祝勝会に出席するため、きのうから蒲郡市を訪れている藤井聡太七冠。
その後に訪れた「形原温泉あじさいの里」では雨が降る中、辺り一面に咲き誇る5万株のアジサイを観賞しました。


続いて訪れたのは、元々きょう名人戦第6局の対局が予定されていた老舗旅館「銀波荘」。第5局で藤井七冠が3連覇を達成したため対局はありませんでしたが、その代わりに大浴場を改装したカフェで足湯につかりながらリラックスしたり、勝負スイーツとして提供される予定だった「抹茶のワッフル」を味わっていました。
(藤井聡太七冠)
「私が抹茶好きという情報を調べてもらって準備をしていただけたことが、すごくうれしかった」
歴代対局のパネルを見つめる視点は…


これまで90回以上も将棋のタイトル戦の舞台となってきた「銀波荘」。ギャラリーには大棋士たちの写真も数多く飾られていますが、藤井七冠の視線の先にあったのは…
(銀波荘 安藤壽子 専務)
「目線が棋士の姿よりも、将棋盤上の駒を見ていて。さすが視点がプロだと感じた」


藤井七冠の頭の中は、やはり将棋のことでいっぱいのようです。
(藤井聡太七冠)
「改めて、こちらですごい対局が重ねられてきたのだなと圧倒された。また対局で伺えることを楽しみにしたい」


