「名古屋飛ばし」とも言える状況は「宿泊」する観光客にも?東急と名鉄がタッグを組んで新たなキャンペーンを始めることになりました。

きょう開かれた東急と名鉄の記者会見。
(東急 ホテル・リゾート事業部 川元一峰さん)
「グルメ、ホテルも魅力的。でも泊まってもらえないのが(名古屋の)大きな課題。地元の名鉄さんと一緒に、通過されない名古屋を実現していく」


観光庁によりますと、ことし3月の都道府県別の延べ宿泊者数で愛知は10位。観光地への「通過点」になってしまっているのです。名古屋の魅力を存分に知ってもらうために「宿泊」は重要な要素。元SKE48で名古屋出身の須田亜香里さんも…
(元SKE48 名古屋出身 須田亜香里さん)
「(友達が)名古屋に来ると『1日じゃ胃袋が足りない』って言ってくれる。宿泊して網羅していただければいいなと思う」
定額制宿泊サービス「ツギツギ」を、さらに“お得”に

そこで東急と名鉄は愛知県と岐阜県美濃地方の一部を「なごや圏」と位置づけ、観光客でも「宿泊」で訪れる人たちを増やそうと、ことし8月末までキャンペーンを行うことに。
(東急 ホテル・リゾート事業部 川元一峰さん)
「ツギツギ名古屋宿泊”半額”キャンペーンを開催」
“ツギツギ”は全国のホテルを自由に選んで、次々泊まれる月額定額の宿泊サービス。」

東急が、おととし始めたホテルの定額制宿泊サービス「ツギツギ」には名鉄系列のホテルも参画していて、月額2万3980円のプランでは1か月に2泊まで定額で宿泊できます。今回のキャンペーンでは、さらにお得に名古屋周辺の20のホテルに半額で宿泊できるのです。
(名古屋鉄道 地域活性化推進本部 花村元気さん)
「関東圏の方が名古屋に行こうと思ってもらう、きっかけになればと思う」

泊まって地元の魅力を知ってほしいという思いは地元の人たちにも…
(愛知県民)
「『名古屋抜かし』ってよく言われるので、ぜひ名古屋にも泊まってほしいと思う」
「半額ならやりたいかも。名古屋を、もうちょっといろいろアピールできたらと思う」
企業の連携が名古屋に観光客を呼び込むきっかけとなるでしょうか。