物価高が続く中、スーパーでコメの平均価格が4か月ぶりに5キロあたり3000円台となりましたが、こうした中、岐阜県土岐市が現在行っているのが「おこめ券」の配布です。
県内初の取り組みで、市内の全世帯、約2万5000世帯を対象に、1世帯あたりおこめ券10枚、4400円分の配布を進めています。
(土岐市民 今月4日)
「うれしいです。ありがたい。家計にとっては助かる。まさかそういうのをやってくれると思っていなかったので」
経費は約1億3000万円で、国の物価高騰対策の臨時交付金を活用します。この交付金の制度はおととし11月につくられたもので、エネルギーや食料品など物価高騰の影響を受けた人や事業者を支援する自治体が経費として国の交付金を活用できます。交付金の使い道が「物価高騰対策」であれば自治体は地域の事情に適した政策にあてがうことが可能です。
(土岐市 政策推進課 中垣博之 課長補佐 今月4日)
「土岐市は(交付金で)何をしようかと考える中で、コメの価格が急上昇しているということで、市民生活に直結するので、コメに関する支援を事業提案した」

発送は、郵便局の簡易書留で行われ、今月中には全ての家庭に届く予定だということです。
土岐市によりますと、おこめ券は土岐市内ではスーパーや小売店など22店舗で使用することができます。

