今回地震が起きたのは、ロシアの東の端、カムチャツカ半島。現地でも大きな被害が出ました。
(東京大学 地震研究所・内田直希教授)
Q.なぜ、カムチャツカ半島では地震が頻発する?
「プレート境界沿いで、プレートが沈み込む場所。大きな断層がある場所というのが1つ。もう1つはプレートとプレートがくっついてるが、くっつき度合いが大きい。強くくっついていることから、地震の時に大きくすべった可能性がある」
(東京大学 地震研究所・内田直希教授)
Q.日本で大きな地震が発生するリスクは?
「今回の地震と直接関係して、日本で地震が起きることはない。日本列島の地震活動とは基本的には関係ない」

数十センチの第一波が各地に既に到達していますが、別の専門家は、更なる津波に注意する必要があると話します。
(筑波大学 八木勇治教授)
Q.日本列島にはどんな影響を与える?
「カムチャツカ半島で発生する巨大地震の一つの特徴は、第1波よりも太平洋中にある天皇海山列で反射してくる波の方が津波が大きくなる傾向がある。今後、Uターンしてくる津波が日本列島を襲ってくる。この津波に注意する必要がある」

第一波は日本へ直接来ましたが、カムチャツカ半島南側の海底にある火山の連なり、天皇海山列に津波が反射するような形で日本に到達する可能性があるというのです。
(筑波大学 八木勇治教授)
Q.津波の速度は?
「一般的な津波の速度は、ジェット機のようなスピード。第一波から数時間後に最大振幅の高い波に十分な注意が必要」
