一時津波警報が発表された、愛知県の外海と三重県南部。午後6時半に津波注意報に変更されました。
三重県紀北町の「道の駅 海山」は標高300メートル余りの馬越峠にあり、車で避難してきた人々が集まっています。
(避難した人)
「ものすごく不安ですね」
「ここの道の駅はテレビがなくて情報が全然ないんです」
一方、尾鷲市では午後0時8分に津波の第一波を観測しましたが、午前10時前に津波警報を受けて市民らが徒歩で避難していました。


また、津波避難ビルに指定されている市内の老人ホームなどには利用者ら50人ほどが身を寄せました。
(避難した人)
「デイサービスから避難してきています。不安だね」
(特定非営利活動法人 あいあい 湯浅しおり理事長)
「完全に解除できるまでとは思うんですが、泊まっていただける状況ではないので。もしも今回宿泊するとなれば布団の移動とか食事のこととかを早急に考えないといけない」
カキ養殖業者や観光客は


また、カキの養殖が盛んな鳥羽市浦村では2022年にトンガ沖の海底火山噴火による津波の影響で養殖イカダが流されたり破損したりしました。このため、きょう市内の養殖業者は被害を心配しています。
(浦村シーファーム 浅尾大輔さん)
「これは危ないのかなと、まずは船とか養殖イカダの用心をすることに注力。トンガ沖の津波も予報では30センチの波で結構な被害があったので。今回、もっと被害があるのかなと注意はしていますが、今のところ大丈夫」


鳥羽市の鳥羽国際ホテルには、大阪や奈良から来た観光客が津波警報を受けて相次いで避難しています。
(避難した人)
「テレビで警報が出ているのを見て駅に向かっていたら(こちらに)行かれる人がいて『電車は止まっているので一緒に行きませんか』って言われて」
ロビーにも多くの人が集まり不安そうな様子です。
(避難した人)
「浜で海水浴する予定だったんですが。せめて電車が動いてくれないと、明日から仕事なので」