夏の甲子園の開幕で盛り上がる中、プロ野球で大きな動きが!きのう、ドラゴンズが所属するセ・リーグが再来年のシーズンから、DH制、いわゆる指名打者制度の導入に踏み切りました。
DH制とは、野球の攻撃の際にピッチャーの代わりに打席に立つ選手を指名できる制度です。
つまり導入されれば、今よりも強打者が多く打席に立つことになり、点を取り合う攻撃的な試合展開が期待されるのです。
(ドラゴンズファン)
「DHは大賛成です。守備がちょっと苦手な選手もこれからどんどん(試合に)出てもらいたい」
「パ・リーグでも導入されているので、セ・リーグでもあったらすごく面白いなと。チャンスの時に打ってくれそうな選手が期待できるので」
「僕はいらない派です。打って投げてどっちもできるのが、野球だと思っているので」
「いいバッターが守備につかずに打席に立てるというのは、すごくホームランが増えるなどメリットもある。新しい時代がこれから作られていくんじゃないかな」


井上監督「セ・リーグの野球が変わる」
そもそもパ・リーグやメジャーリーグでは、既に導入されているDH制。このところ高校野球でも来年の春からの導入が決まるなど、動きが活発化していて、ようやくセ・リーグでも取り入れた形です。
これを受け、ドラゴンズの井上監督は「これまでのセ・リーグの野球が変わると思うのでそこへの準備が必要にはなると思う」

実際にピッチャーは制度の導入をどう受け止めているのでしょうか。愛知県出身で日本代表としても投げた髙橋宏斗投手は…
(髙橋宏斗投手)
「ずっとDHは望んでいたことだったので、僕はうれしい気持ちがあります。ピッチングにより集中できると思いますし、ピッチング以外のことで考えることがなくなると思うといいのかな」

かつてバッターとして三冠王になった松中信彦打撃統括コーチは…
(松中信彦打撃統括コーチ)
「やっぱり打てる選手を作らないといけない。代打をあまり考えなくていいというところはすごくプラスしかない」
セ・リーグでDH制が導入されるのは、再来年、2027年のシーズンから。

