高校野球、夏の甲子園。きのうの開会式の後に行われた始球式は、史上初めて女子高校生が務めました。
きのう開幕した夏の甲子園。開幕試合の始球式のマウンドに上がったのは、愛知の中京大中京高校の3年生、森本愛華選手です。
(中京大中京高校 森本愛華選手)
「顧問の先生から始球式の話を聞いたときに、『甲子園?』と聞き返してしまうほど、驚いてしまった」
森本選手はことし3月、5人で素手でボールを打つ「ベースボール5」という競技のユース・アジアカップに日本代表として出場し、見事優勝。大会MVPに選ばれた実績で、今大会の始球式に選ばれました。

先月、大役に選ばれた感想を聞くと…
大谷選手と同じく背番号は「17」&二刀流
(森本選手)
「ハイレベルの高校球児が投げるマウンドで、大舞台で投げられるということがすごく光栄」
普段は高校の女子軟式野球部に所属している森本選手。背番号はメジャーリーグの大谷翔平選手と同じ「17」で、その活躍も同じ二刀流です。最速118キロのストレートを投げるエースで、打っても1番バッターとしてチームをけん引しています。

夏の甲子園の始球式は、2017年の長島三奈さん以来、女性では3人目で、女子高校生が務めるのは初めてです。
(森本選手)
「ベースボール5や野球をもっといろんな人に知ってもらい、野球をやるというきっかけにしてもらえるような投球をしたい」
迎えた本番当日。ノーバウンド投球で夢の舞台・甲子園をどよめかせた森本選手。
(森本選手)
「夢の舞台で投げられてとても楽しかった。思いっきり投球できたので、100点をつけたい。今までで一番緊張したと思っているが、その中でもしっかり投げられたことは今後の自信につながる」
