市民討論会での差別発言問題で、名古屋市長が謝罪です。
この問題はおととし6月、名古屋城の木造復元に関する市民討論会で、エレベーターの設置を望む障害者に、参加者から差別的な発言があったもので、検証委員会は行政側の人権意識の低さが要因などと指摘しました。

こうした中、きょう市の障害者施策を審議する協議会が開かれ、名古屋市の広沢一郎市長は発言が出たことを謝罪しました。
(名古屋・広沢一郎市長)
「当事者の方はもとより、多くの方々の心を傷つけるとともに、信頼を損ねることとなり深くお詫びを申し上げます」


広沢市長は「エレベーター設置による木造天守閣の安全性も慎重に検証しながら、最終的な決断をしたい」とコメントしています。
