戦時中、不足した鉄の代わりにコンクリートでつくられた通称「国策ポスト」が、三重県津市の小学校で公開されています。

希少な「国策ポスト」の一般公開 物資不足の戦時中…鉄の代わり...の画像はこちら >>

国策ポストは戦時中に物資が不足したため鉄の代わりにコンクリートで作られた郵便ポストで、日中戦争が始まった1937年ごろから全国に設置されました。

三重県教育委員会などによりますと、全国で現在も残っている約10基のうち、津市の美杉小学校の敷地内にある国策ポストは劣化が進んでいるものの、側面には当時の郵便物の回収時間などが書かれているのがわかります。

9日は、地元でボランティアガイドを務める92歳の男性が、訪れた子どもらに戦時中の体験や戦争の悲惨さなどを伝えていました。

国策ポストの一般公開は10日も行われます。

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