ついに、この日が来ました!岐阜の郡上おどりは約400年の歴史を重ね、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
始まった「徹夜おどり」には全国から約6万人が集まり、郡上の街に踊り手たちの下駄の音が響きました。
(岐阜市から)
「さっき『春駒』やったんですけど、迫力がすごくて踊れたのはよかった」
(関市から)
「毎年来ている、40年くらい。郡上おどりは自由参加型なので、いろんな人と知り合いになれて仲良くなれる」
(羽島市から)
「楽しかった」

参加は自由!多くの外国人の姿も…
(ドイツから)
Q.踊ってみてどうですか?
「とっても楽しい」
Q.何時くらいまで踊りますか?
「オールナイト」

ことしから始まった、郡上ガイド協会による外国人向けのガイド。英語を話せるボランティアスタッフが「ガイドブック」を無料配布したり、浴衣を服の上から羽織ってもらう体験も…
昨夜はスイス、イタリア、香港、アメリカなど11組が訪れました!
(スイスから)
「生地が柔らかくて、とても着心地がいい。すごくきれいな街だし、人と人とのつながりも温かくてすてき」

ことしから始まった「郡上おどり投げ銭」…なぜ?
そして、もう一つことしから始まったのが「郡上おどり投げ銭」です。郡上おどり保存会は2022年に創立100周年を迎えました。しかし「次の100年」への新たなスタートをきるには、クリアすべき課題があったのです。
(郡上おどり運営委員会 三島宏治事務局長)
「一番大きいのは財政的な部分で、そこを補うために「投げ銭」を新たに始めた」

訪れた人たちにも寄付を求めるというものです。会場内に設置した樽に現金を投げ入れてもらったり、QRコードを読み取ってもらいPayPayの寄付も可能です。

(岐阜市から)
Q.投げ銭が行なわれていることは知っていた?
「知らなかった。このまま伝統が続いてほしいという気持ちで投げ銭をした」
(地元の人)
「PayPayで支払いをした。踊りってあまりお金をもってこない。携帯電話からいけるのは気軽に感じる」
来月6日の「おどり納め」の日まで募ります。


(三島事務局長)
「この踊りも次の世代につなげていくためには、一定の資金は必要になってくる。市の補助金も引き続き求めながら、参加する人の浄財も併せて運営費等に充てたい」
100年先まで「郡上おどり」を伝える。そのための「変革」です。
(三島事務局長)
「郡上の宝、キラーコンテンツの郡上おどり、この街で踊り継いでほしいし住んでいる人が誇りをもって住み続けてほしい」
徹夜おどりは、あさって16日(土)までです。












