南の海上が騒がしくなっています。雲の画像を見ると、台風13号による雲のほか、フィリピンの東には「低圧部」といわれる、中心がはっきりしない熱帯低気圧も解析している所があります。
さらにその東にも、雲がまとまりはじめています。
台風13号は、26日(火)中には熱帯低気圧に変わる見込みですが、この後、別の雲がまとまり、新たな熱帯低気圧が発生してもおかしくありません。
月別の台風発生数を見ると、8月には平年で5.7個発生するのに対し、ことしは(26日現在)4個で、やや少ない状況です。
ただ、海面水温は高く、台風が発生しやすい状態が続いています。


海面水温が27℃以上だと、台風が発生・発達する目安になっていて、現在はその基準をはるかに超える水温となっています。
9月の発生数は、平年だと5個。今後も台風のトップシーズンは続きます。
また、台風の北上をブロックしていた夏の太平洋高気圧が少しずつ勢力を弱めるため、本州に近づきやすい時季でもあります。
ことしに関しても、スーパーコンピュータでは、そのようなシミュレーションが見られます。








まだ夏の高気圧が強く、猛暑日になる所も多くなりそうです。ただ、この後、少しずつ弱まるタイミングがある見込みです。











現時点で予想が固まっているわけではなく、今後がらりと予想が変わることもあるので、参考程度と考えてください。





















ただ、9月は日本列島に向けて台風が近づくことが多くなる時季です。最新の情報を取り入れて、大雨や暴風への備えもしておきましょう。
また、その前は8月下旬や9月上旬とは思えない猛烈な暑さになる所もありますので、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。
