台風15号は現在、九州にかなり近づいた状態になっています。このあと北上し、明日には東寄りに進路を変えて、東海地方に最も近づくのは、明日の昼過ぎから夕方頃にかけてとみられます。
予報円というのは、この円の中に台風の中心が入る確率が70%で、もしこの円の中に入ったとすると、最大風速は18mが予想されています。風も沿岸地域を中心に強まる恐れがあります。
そしてその後、足早に東の方に抜けていく形になりますが、北側ルートを通っても、南側ルートを通っても東海地方には大きな影響がありそうです。
台風は、反時計回りに風が吹きます。東海地方に近づくにつれて、だんだんと南寄りの風が強まってきます。そして湿った空気が流れ込んでくるため、雨も強まってくる予想です。
東海地方は通勤通学の時間帯“大雨”に?
真ん中を通ったと仮定すると、風速15m以上の強風域が東海3県をすっぽりと覆うような形になりそうです。
南側のルートを通ると、岐阜の飛騨地方などはそこまで強い風は吹かないものの、沿岸地域を中心に強い風が吹きそうです。
北側のルートを通ると、飛騨地方も含めて風が強まる恐れがありますので、注意警戒が必要です。
暴風警報が出ると、小学校などが休校になるところもありますが、あす東海地方では暴風警報の基準には達しない予想です。
ただ、雨には注意が必要で、午後6時頃から活発な雨雲が東海3県に近づいてきます。南の方から湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になるため、今夜も雷を伴って滝のような非常に激しい雨の降るところがありそうです。
通勤通学の時間帯も、交通機関に影響が出る恐れがあるほど雨が強まりる予想です。
台風の東側で活発な雨雲がありますが、西側はだいぶ雨雲に隙間があるため、台風が接近すると同時に、雨はだいぶ弱まってきます。お昼を過ぎると、雨のピークは超えるとみられますが、明日午後3時くらいまでは非常に激しい雨が降る恐れがあります。最新の情報を確認するようにしてください。
東海地方では300ミリ予想
【24時間の予想雨量】
〈4日午後6時~5日午後6時(多いところ)〉
東北地方 150ミリ
関東甲信地方 200ミリ
北陸地方 100ミリ
東海地方 300ミリ
近畿地方 250ミリ
中国地方 120ミリ
四国地方 250ミリ
九州北部地方 200ミリ
九州南部 120ミリ
最新の雨・風シミュレーションを画像で掲載します。






















