大雨が降ったときに心配されるのは、河川の氾濫などによって引き起こされる浸水や冠水です。今回、東京理科大学にある全長33mの巨大水路で、水に浸かったところを歩く際、どうなるのか実験を行いました。
まず、水位60センチのところに入ってみると…
(越智駿平記者)
「少し抵抗は感じますが、足に力を入れて進めば歩けないというほどではありません。あ、ここに障害物があります。もう全く見えません」

さらに、水位90センチになると…
(記者)
「足全体に相当な圧がかかっています。伊勢湾台風の時だと、目の前から大きな材木が流れてくるといったようなことがありました。それを避けられる気がしません」

(東京理科大学 水工学・二瓶泰雄教授)
「水の中は別世界。万が一、気付いた時に、周りが浸水しているとなった時に、下が見えないという状況になっているので、下の状況が分かる棒のような物を持ちながら、様子を見ながら歩く」
