観光客誘致をめぐる汚職事件で、名古屋市の元担当課長に有罪判決です。
判決などによりますと、ことし3月まで名古屋市観光交流部の担当課長を務めていた大塚勝樹被告(62)は、名古屋市が発注する観光客誘致のためのイベントなどをめぐり、広告会社の取締役、桑原清美被告から11回にわたって現金あわせて約29万円を受け取ったほか、桑原被告から預かっていた約14万円の返済を免除された収賄の罪に問われていました。

きょうの判決で名古屋地裁の森島聡裁判官は「公務員としての自覚が欠如していたといわざるを得ず、強い非難を免れない」として大塚勝樹被告に懲役1年6か月、執行猶予3年、追徴金およそ43万円の有罪判決を言い渡しました。

