熱戦が続く世界陸上。男子35キロ競歩に出場した愛知製鋼の丸尾知司選手(33)は、熱烈な家族の声援を受けました!戦いの舞台裏です。
(丸尾知司選手)
「世界陸上では最高のコンディションでレースを迎えて、今まで取れなかったメダルを獲得できるように頑張りたいなと思います」
愛知製鋼・丸尾知司選手は応援が力に変わる自国開催で、最大の応援団 家族とともにメダルに挑みます。

東京世界陸上のメダルをかけた最初の決勝レースが、競歩の35キロ。丸尾選手の家族も国立競技場に駆け付けていました。
(妻 奈美さん)
「自信を持って最後までゴールラインまで歩ききってほしいと思います」
(長女 美結ちゃん)
「(パパの)かっこいいところがみたい」


丸尾選手の両親もエールを送ります。
(父 忠司さん)
「知司らしいレース展開をして、粘ってほしい」
レースは午前7時半にスタート。国立競技場をスタートして競技場周辺の周回コースを歩き、再び競技場に帰ってゴールします。

スタートをスタンドで見守った家族は、慌ただしく移動。沿道に到着すると、さっそく大きな声援で、丸尾選手を後押します。
「パパ頑張れ!!!」家族の声援受けて
この日は気温26℃、湿度77%というコンディションで暑さが選手を苦しめます。
長女の美結ちゃんは、丸尾選手のタオルを掲げて応援。大きな声で丸尾選手にエールを送り続けます。

(妻 奈美さん)
「(ここまでは)落ち着いて歩いていると思います」
しかし、丸尾選手は終盤に入ってペースが落ちていき、妻の奈美さんの顔も少しくもりましたが、さらに大きな声援を送ります。

そしてレースの舞台は競技場へ。家族も再び競技場に移動…
多くの選手が苦しんだ35キロ。丸尾選手も暑さにかなわず、惜しくも26位でゴールしました。
レース後、午後にようやく丸尾選手は家族と会うことができました。


(妻 奈美さん)
「もう一回気合を入れ直して、家族でまたゴールまで頑張りたいと思います」
(丸尾選手)
「こんな経験は2度とないぐらいの応援をもらったので、本当に幸せでした。しっかり修正して神戸(日本選手権)のようなレースができるように頑張りたいと思います」
丸尾選手、次は9月20日(土)に20キロに挑みます。“かっこいいパパ”から目が離せません!

