名古屋・栄のホテルで男性が死亡した事件。“美人局”を計画した男に執行猶予の付いた有罪判決が言い渡されました。
判決などによりますと、愛知県春日井市の波多野佑哉被告23歳はことし6月、美人局による示談金名目で、当時32歳の会社員の男性から現金を脅し取ろうとした恐喝の罪に問われました。
男性は中区・栄のホテルに誘い込まれ、実行役の加藤伶音被告(20)に首を絞められて死亡した上、現金4万円あまりとバッグなどを奪われました。

きょう名古屋地裁の藤根桃世裁判官は、「計画的かつ狡猾な犯行で、恐喝の事案の中でも悪質。実行行為には関与していないが、美人局を行うことを計画し、相応の分け前を得た」と指摘しました。
その一方で、罪を認めて反省しているなどとして、拘禁刑3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。






