世界遺産白川郷で知られる岐阜県白川村にクマが出没し、シャトルバス乗り場付近にいたスペイン人観光客の40代男性が腕をひっかかれるケガをしました。
白川村によりますと、きょう午前8時半ごろ、白川村の荻町展望台行きのシャトルバス乗り場付近にクマが出没しました。
スペイン人観光客の男性1人が右上腕に擦過傷を負ったということです。男性は軽傷です。
村によりますと、男性は世界遺産白川郷を2人で歩いていて、背後から突然、クマに襲われ、その後、徒歩でバスターミナルに向かい、観光協会の窓口で救急車を要請したということです。
村と警察、猟友会が対応にあたっていて、周辺の村道や展望台の遊歩道が通行止めになっています。
村によりますと、男性を襲ったクマの体長は1メートルほどで、ツキノワグマの子熊とみられています。
