ことし名古屋市の教員が、児童の盗撮画像をSNSグループに共有した事件など教員による盗撮事件が相次いだ名古屋市。

これを受け、市は再発防止のためのプロジェクトチームを立ち上げるなど、対策を練ってきました。



そんな中、今月から導入されたのが…こちらのサーモグラフィカメラ。

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(藤井祐輔記者)
「一見ただ本が並んでいるだけで違和感はありませんが、こちらのサーモグラフィカメラを当ててみると、一点が赤くなっていることが分かります」
「先ほど赤くなっていたファイルの中を見ると、このようにカメラのバッテリーがあることが分かります」

名古屋市が隠しカメラの探知機を導入 全小中学校で抜き打ち点検始まる サーモグラフィカメラで隠しカメラのバッテリーの熱を可視化 相次ぐ教員の盗撮防ぐ
CBC

隠しカメラのバッテリーが発する熱を可視化し、目視できない場所のカメラを探知することができる、いわば「隠しカメラ探知機」です。

すでに横浜市では導入され、複数の自治体でも導入が検討されている隠しカメラ探知機。市は1台4万5000円程度のこの探知機を55台購入。

探知機の点検は職員に「抜き打ち」 トイレや着替えの場所を中心に

(名古屋市教育委員会 事務局人事課 伊藤孝直人事課長)
「この点検のみで再発防止が図れるとは思っていない。どんな方法があるのか今も考え続けている。検討が進んだものから導入し、実施していく」

今後は日常的な点検に加え、この機器を使いトイレや着替えをする場所を中心に、点検を実施。期間は来年3月までで、すべての小中学校などを対象に、職員などに日時を知らせることなく、抜き打ちで校長と教頭のみで実施するということです。

名古屋市が隠しカメラの探知機を導入 全小中学校で抜き打ち点検始まる サーモグラフィカメラで隠しカメラのバッテリーの熱を可視化 相次ぐ教員の盗撮防ぐ
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(前津中学校PTA 井上誠会長)
「目に見えない部分がこの機器によって発見できるのは安心。安心安全に子どもたちが通えるようにPTAも協力していきたい」

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