“住宅ローン減税の拡充”でマンションが買いやすくなる？中古住宅への支援で新築との差が少なくなり…｢中古マンション購入者は恩恵を受けやすくなる｣

2025年12月19日(金)18:58

“住宅ローン減税の拡充”でマンションが買いやすくなる？中古住宅への支援で新築との差が少なくなり…｢中古マンション購入者は恩恵を受けやすくなる｣

住宅ローン減税の拡充で、マンションが買いやすくなるかもしれません。住宅はいま、“買い”なのか“控えるべき”なのか？

ことしの年末で期限を迎える「住宅ローン減税」は、マンションや一戸建ての年末時点のローン残高の0.7%を、所得税などから控除する仕組みです。

しかし、昨今の住宅価格の高騰やライフスタイルの変化などを受けて、政府与党は期間を5年延長する方向に。

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中古住宅の支援拡充で購入しやすくなる？

さらに、新築よりも手が届きやすい中古住宅への支援を拡充するため、環境基準を満たす中古住宅で、一律3000万円となっている借入額の上限を3500万円に引き上げ、仮に上限いっぱいを借り入れると、初年度は24万5千円が控除されます。

また、子育て世帯などにはさらに上乗せし、4500万円まで引き上げるとしています。他にも、控除の期間を最大10年→13年に。対象となる床面積は、50平方メートル以上から40平方メートル以上に引き下げる方向です。

ここ10年間で、戸建てと分譲マンションの流通戸数に占める中古の比率は10%上昇。人気が高まっています。

CBC

築年数の浅い中古マンションが人気

きょう取材したのは、名古屋市中区の伏見駅から徒歩4分、築6年の中古マンションです。2LDKで広さは70.41平方メートルです。収納が多くウォークインクローゼットも完備。この部屋の売買を行う、不動産会社の野村さんに聞きました。

（野村不動産ソリューションズ名古屋支店・野村忠志さん）
「（ここは中古でも）部屋の状態がいいので、新築マンションにも見劣りしない。築年数が10年以内であれば、少しの手直しで新築同様の状態になる。予算を考えた上で、築年数の浅い中古マンションが人気」

CBC

住宅ローン減税の拡充で買う側のメリットは？

CBC

この部屋は、21階建てのマンションの14階にある部屋です。

（野村さん）
Q.お値段は？
「70.41平方メートルで6980万円」
Q.住宅ローン減税が拡充されると買う側のメリットは？
「（住宅ローン減税が拡充すると）中古と新築の差が少なくなる。

中古マンションを買う方にとっては、住宅ローン減税の恩恵を受けやすくなる」

CBC

マンション需要は今後どうなる？

そして、野村さんはこんなメリットを…

（野村さん）
「50平方メートル以上の床面積制限があったのが、（拡充されると）40平方メートル以上になる。20～30代の方もいい条件で住宅ローン減税が受けられる」
Q.マンション需要は高まっていく？
「新築・中古問わず高まっていくと思います」
Q.売る側としてはどうですか？
「ありがたい話ですね」