寒さが厳しい冬は、“もふもふ”した服に注意です。
火が衣服に燃え移る“着衣着火”。
冬は重ね着などで衣服が厚くなるため、衣服の加熱や着火に気付きにくくなるとのこと。ふわふわな起毛素材に着火した場合、一気に燃え広がる危険な現象について詳しく解説します。
火が服に燃え移る“着衣着火”とは?
まず、“着衣着火”とは、どういうものなのか。
東京消防庁のホームページによると「調理中にコンロの火が袖口に燃え移るなど、着ている服に着火した火災」とのことです。
1月27日、大阪府東大阪市の住宅で火事が発生しました。夕食を作っていた73歳の男性が全身にやけどを負い死亡。腹部あたりの衣服が燃えており、消防は「コンロの火が燃え移った可能性を調査」ということで、着衣着火ではないかとみられています。
服の生地表面を「火」が走る…
特にこの冬の時期、“表面フラッシュ現象”に気を付けてください。
表面フラッシュ現象とは、服の生地の表面を火が走る現象。一気に燃え広がってしまうとのことで、着る服に注意が必要です。
【火を扱う際に注意すべき服】
・袖や裾が広がっているもの
・紐付きのもの
・傷んで毛羽立っているもの
消防庁のデータによると、着衣着火による死者が毎年100人前後出ているということです。
着衣着火しないため 注意点は?
では、どう防いだらいいのか。
【注意点】
・衣服と炎の距離を意識して近づき過ぎない
・点火・消火の確認
・コンロやグリルは汚れを放置しない
コンロやグリルはこまめに綺麗にしてください。炎はまず汚れに移り、それが服に燃え移ることも考えられるということです。
もしも服に火がついたら… どうすれば?
実際に着衣着火してしまったら、どう対処したらいいのか。
豊橋技術科学大学・中村祐二教授に聞いたところ、「炎を叩くか、地面を転がって空気を遮断して消してください」とのことでした。
次に、消すか逃げるかの判断基準。こちらは、炎が自分の背丈を超えたら「火事です」と周知しながら逃げてください。消す場合は、消火器を使用してください。もし大きな消火器がなければ、スプレータイプのものや携帯用などがあるので、キッチンに1つは置いてくださいとのことでした。
みなさん、着衣着火には十分お気を付けください。

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