値上げの波が、なかなか収まりません。 

もともと今年は、数年続いてきた値上げが、落ち着くのではないかと言われていましたが、円安の長期化などもあって、値上げトレンドがまだ続きそうです。

では、暮らしにまつわる価格の推移を見ていきます。 

まずは電気料金。 ここ5年ぐらいで見てみると、ロシアがウクライナ侵攻をしたときは、価格がどんどん上がっていきました。モデル家庭1か月あたりで9000円を超えていたときも。その後、大幅に下がったり上がったりを繰り返していますが、 これは「補助金」が入ったり入らなかったりのタイミングなんです。

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補助金は4月以降打ち切りに…

ウクライナ侵攻の後は、1年以上にわたって補助金が入りました。その後は、電力需要が多いときに合わせて「夏・冬・夏・冬」を繰り返してきました。

その補助金が4月以降、打ち切られるということで、電気料金は上がってきそうです。ガスも同じく上がりそうなんですが、これはまだ中東情勢の影響が反映されていません。

補助金終了で電気・ガスどうなる?ガソリンは補助金抜けば200円超 イラン中東情勢で暮らしに不可欠「ナフサ」も心配
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ガソリン価格 本来は200円超

そして、最近はガソリン価格がようやく下がってきたように感じますが、これは「見せかけの価格」と思った方がよさそうです。

レギュラーガソリンの価格推移をここ数年で見てみると、180円を超えたときもありましたが、だいたい170円を超えるぐらいで推移。中東情勢の影響はどうなのかというと、最新では1リットル全国平均177.7円(3/23時点)となってますが、これは補助金が入って安くなっているだけで、本来は207.9円。

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そこに30.2円の補助金が入っているので引き算をして、1リットル177.7円が実現しています。ただ、ウクライナのときは216円ぐらいまでいっていたので、この価格が今後どうなってくるかというの注目です。

暮らしに欠かせない「ナフサ」にも中東情勢の影響が…

そして、この中東情勢の影響は、原油から精製される「ナフサ」にも。このナフサはガソリンにつぐ需要があり、プラスチックトレー、合成繊維や洗剤まで我々の暮らしに欠かせないものなんです。

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医療の分野でも必要とされているため、やはりこのナフサをなんとかしないといけないということで、高市総理は公式Xで「中東からのナフサ輸入を 他の国からの調達に切り替えるべく取り組んでいるところです」コメントしました。  

ナフサの国別輸入比率を見てみると、UAE(アラブ首長国連邦)、クウェート、カタールなど中東依存が約7割とやはり高く、調達先を早急に見直す必要があります。

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まだ先行きが見えない中、我々の暮らし、そして命に関わる物資の確保は最重要課題となっています。 

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