新型コロナワクチン接種後に急死した、13歳の少年の両親の思い。今も残る後悔と新たな心配とは。



神奈川県鎌倉市の夫婦。4年半前、息子が13歳で亡くなりました。

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(大石邦彦アンカーマン)
「元気だったら高校3年生の年ですよね。身長もお父さんに近いぐらいだったんですかね」

(父親)
「多分 背は大きくなったんじゃないかな」

(母親)
「同級生の子が来てくれた時に成長を見ると、きっとうちの息子もこうやって大きくなっているんだろうなと思う。来てくれると嬉しい。それは絶対ある気持ちだけど、なんで息子がいないんだろうって、ふとよぎる事がある」

野球の試合後…浴槽に沈んでいた息子

13歳息子が新型コロナワクチン接種後に死亡 両親を再び取材 救済認定されたが「怒りしかない」 国は“重大な懸念なし”
CBC

2021年10月。中学1年生だった息子は、野球の試合後、2回目の新型コロナワクチンの接種を受けました。帰宅後、風呂に入ったまま出てこないため母親が確認したところ、浴槽内に沈んでいるのが見つかり、病院で死亡が確認されました。母親は今も、ワクチンを打たせたことを後悔しています。

(母親)
「打つか打たないか、今はやめておくっていう選択もあったが、そこでストップするのではなく打たせてしまった。自分自身のせいで息子を殺してしまったっていうのは、ずっと持ち続けています」

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最期の看取りは家族全員で心臓マッサージ

初めて両親を取材したのは、4年前の2022年8月。息子を見送った際のいきさつについて、こう話しました。

(母親)
「家族全員…私、夫、娘と1人1分間ずつくらい息子の心臓マッサージをしたが、結局戻ってこず…そのまま死亡宣告された」

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野球を頑張っていた息子を、もっと応援したかったという思いも。

(母親)
「『野球が強い学校に行くんだ』と、いくつか下見にも行っていた。

こんなことで夢もなくなってしまうなんて…」

(大石)
「高校球児になって甲子園とか出ていたかもしれないし…」

(母親)
「高校までは、できるところまで応援しようと思っていたんですけどね」

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CBC

国の判断は「評価不能」

想像もしていなかった息子の急死。心臓に血液が固まった痕跡があったことから、病院はワクチンの副反応だった疑いがあると国へ報告しました。しかし、因果関係についての厚労省の判断は「評価不能」。「分からない」と結論付け、それ以上の調査は行われていません。

(父親)
「因果関係がわからないから、ワクチンに関しては副作用や重篤化・死亡例はないって広まってしまった。それは間違っていると思うし、正しい認識ではないと思う」

コロナワクチン接種後の死亡事例はこれまで2300件あまりに上りますが、因果関係が否定できないとされたのは2件だけ。99%以上が「評価不能」です。

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国の救済制度に申請「可能性否定できない」

息子の死後、両親は国の救済制度に申請。2年半待たされたうえでの結論は…

(大石)
「息子さんの申請に関する審査結果『認定』。疾病名が突然死。『資料等を検討した結果、現在の医学的見地によれば、息子さんが受けた当該予防接種が死因の原因となった可能性が否定できない』と書いてあります」

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おととし3月、救済は認められましたが、その結果に釈然としない思いが。

(父親)
「そっか、そうだよな。やっぱりねという感じ。それ以上でも以下でもなく、結果が変わらないわけですから」

(母親)
「“医学的見地”とは、どういうことについて言っているのか、もっと知りたいと思いました。

どうしても原因を知りたいし、知る権利があると思う」

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国「重大な懸念は認められない」

国が救済認定した死亡事例は、これまでに1000件を超えています。いずれも、ワクチンが原因の可能性を否定しないという結論ですが、そのワクチンを、今後も接種することについては「重大な懸念は認められない」と繰り返しています。

13歳息子が新型コロナワクチン接種後に死亡 両親を再び取材 救済認定されたが「怒りしかない」 国は“重大な懸念なし”
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(母親)
「国の施策で進めてきたものだし、これだけ認められている人がいるにも関わらず、重大な懸念がないというのは、すごく無責任。人の命・健康を何だと思っているんだと怒りしか沸いてこない」

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少年の死を伝える市会議員も

(神奈川・鎌倉市 街頭活動)
「ワクチン接種4時間後に13歳の息子が亡くなる。こういう事態が鎌倉で起こっている」

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地元 鎌倉市の長嶋竜弘市議は、少年の死について街頭や市議会で訴えてきました。

(鎌倉市議会議員 長嶋竜弘さん)
「(少年の母親から)これ以上、子どもたちに接種させないでくれって強く言われて、1人でも命を大切にしてほしいってすごく強く言われて。それを広げていただくことで、息子さんの生きた証が残るって」

当時の鎌倉市は、ワクチン接種後の健康被害や死亡事例の情報を、65歳以上か未満かでしか公表していませんでした。長嶋市議は、子どもが亡くなるという重大な事実が見過ごされてはいけないと訴え、年齢の公表につなげました。

(鎌倉市議会議員 長嶋さん)
「子どもたちの未来が、このままだと危ういと思っている。政治の力でしか変えられないと思うので。地方が最後の砦となって市民を守る。そういう形を作れればだいぶ変わる。そうすれば最終的に、国は動かざるを得なくなると思う」

国が進めたワクチン接種 問題はなかった?

接種が始まって5年。国を挙げて推進した新型コロナワクチンの接種に問題はなかったのか。

両親は、息子を含め死者や健康被害が多数出ている事実の風化を心配しています。

(父親)
「あの日どうだったとか報道されることがほとんどない。忘れ去られてしまっていると感じる。そこがちょっとモヤモヤするところ」

(母親)
「時間とともに風化してしまうのはあるかもしれないけど、絶対に忘れてはいけないこと。最後まで、どんなことが起きてどういう結果になっているのか知る権利がある」

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