企業ではAIエージェントの実装が本格化しています。転職市場でも、AIやDX、グローバル事業を推進できる人材のニーズが高まっています。
本記事では、「転職市場予測2025下半期」「転職前後の年収変動レポート」「インターンシップ、就活に関する実態調査」「パーソルキャリアの男性育休取得率」の4つをご紹介。転職市場の実態から、転職希望者が注目する昇給や年収、若手の就活状況などをつかむ、人事・採用担当者が今後の採用に活用できる情報をお届けします。
転職市場予測2025下半期【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】/転職市場は活況を維持する見込み
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」(デューダ)は、「転職市場予測2025下半期」を公開しました。本調査では、2025年下半期の転職市場において11分野で求人が堅調な一方、世界経済の不透明さが一部に影を落としていることを明らかにしています。
・転職市場において、営業、人事、経理、法務、企画・マーケティング、化学・素材、食品の7分野で求人増加。IT・通信、メディカル、不動産・建設、販売・サービスの4分野で好調を維持。金融、事務・アシスタント、クリエイティブの3分野で横ばい。電気・機械の1分野で減少、または横ばいとなった
・1971~74年ごろに生まれた団塊ジュニア世代が定年退職を迎えることによって労働力不足が深刻化する「2040年問題」に備え、採用強化が進むと予測される
・企業でAIを業務に活用する動きが本格化するのに伴い、AIやDX、グローバル事業を推進できる人材ニーズの増加が見込まれる
・米国の関税政策や為替レートなどの先行き不透明感から、製造業をはじめとする企業において、中途採用計画に影響を及ぼす可能性がある
・2025年下半期は、人材の定着に向けての動きがより活性化する見込みがある
出典:doda「転職市場予測2025下半期【doda編集長とキャリアアドバイザーが動向を解説】」(2025/7/7)
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「doda」転職前後の年収変動レポート【2025年7月版】/年収増加した個人の割合は60.8%で、平均年収変動額は+71.7万円
パーソルキャリア株式会社が運営する「doda」(デューダ)は、「doda人材紹介サービス」を利用して2025年7月に転職決定した個人の、転職前後の平均年収変動額と年収変動割合を発表しました。
・転職前後の平均年収変動額は、全体で+9.4万円となった
・転職後に「年収増加」した個人の割合は60.8%で、年収増加した個人の転職前後の平均年収変動額は+71.7万円となった
・業種別の転職前後の年収変動割合のうち、年収増加トップは「IT・通信」で67.1%
・職種別の転職前後の年収変動割合のうち、年収増加トップは技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)で69.9%
出典:doda転職前後の年収変動レポート【2025年7月版】(2025/8/28)
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27卒学生のインターンシップ、就活に関する実態調査/夏インターンシップ参加企業の選考を受けたい大学生は95.8%
株式会社ベネッセホールディングスとパーソルキャリア株式会社の合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアが運営する「doda」発の新卒オファーサービス「dodaキャンパス」は、「27卒学生(大学3年生・修士1年生)インターンシップ、就活に関する実態調査」を実施しました。本調査では、学生がインターンを通じて企業や業界のリアルを深く体感し、早期からキャリアへの主体的な視点を持ち始めていることを示しています。
【インターンシップ・オープンカンパニーについて】
・「インターンシップ参加企業の選考を受けたいのか」について、「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計が95.8%
・参加したいプログラム1位は「実際の業務を疑似体験できる」(87.1%)で、26卒比で6.2ポイント増加
・情報収集を始めた時期は、「大学3年生の4月」(34.5%)が最多。大学1~2年の時期に情報収集を始めたと回答した学生の合計は23.1%で、26卒よりも4.4ポイント増加
・参加理由は昨年同様、1位「企業理解を深めるため」(59.9%)、2位「業界理解を深めるため」(55.2%)
・全体の80.1%が1社以上エントリー、エントリー社数は「10社以上」(16.8%)が最多
・参加希望社数は、「1社」から「4社」の回答合計が40.3%となり、26卒比で9.9ポイント増加
・全体の50.4%が1社以上のインターンシップ参加実績があることが明らかに
【大学1、2年時におけるキャリア意識について】
・将来のキャリアを意識した活動経験の有無について、「経験あり」(42.3%)が26卒比で5.2ポイント増加
・活動した理由について、1位「はたらくイメージを持つのに役立つと思ったから」(50.1%)、2位「どのような仕事があるのか知りたかったから」(40.1%)、3位「やりたい仕事について考えたかったから」(37.0%)
出典:27卒学生のインターンシップ、就活に関する実態調査 夏インターンシップ参加企業の選考を受けたい大学生は95.8% 複数社のインターンシップにエントリーするものの参加したい企業は厳選傾向(2025/7/18)
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https://www.persol-career.co.jp/newsroom/news/research/2025/20250718_1903/


男性育休対象者182人中92人が1カ月以上の育休を取得/2025年度末までの目標を1年早く達成
パーソルキャリア株式会社は、2024年度(2024年4月1日~2025年3月1日)に育児休業対象となった男性社員182名のうち、1カ月以上の育休取得者が92名(50%)に達し、2025年度末までの目標を1年早く達成しました。
・男性育休取得率は87.9%で目標の80%を上回る
・1カ月以上の男性育休取得率は50.5%で、目標の40%を上回り、さらに2025年度の目標であった50%を1年早く達成
・男性育休取得日数の平均は68.8日
・男性育休取得推進のための具体的なアクションは、ガイダンス資料と動画の展開、オンライン1on1相談「コンシェルジュサービス」の実施、制限のあるはたらき方理解研修の実施など
出典:男性育休「1か月以上」取得率が50%を達成 対象者182人中92人が1か月以上の育休を取得 制度整備×上司支援で「数日で終わらない育休」実現へ(2025/7/9)
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https://www.persol-career.co.jp/newsroom/news/corporate/2025/20250709_1895/


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・【2025年6月号】人材定着に役立つパーソルグループHRニュース・調査結果サマリ -若手のメンタルヘルス、OJT、1on1他-
・【2025年4月号】5分でインプット!今・これからの採用に役立つパーソルグループHRニュース・調査結果サマリ
・【2025年2月号】5分で転職市場動向から転職希望者のキモチまでわかる!?パーソルグループHRニュース・調査結果まとめ
・【2024年11月号】10分で転職希望者の“今の”実態をつかむ!パーソルグループHRニュース・調査結果まとめ
・【2024年9月号】現状・今後の採用活動に役立つ!パーソルグループHRニュース・情報まとめ
企画・編集/海野奈央(d’s JOURNAL編集部)、文・編集/岩田悠里(プレスラボ)