転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社は、毎年恒例の「平均年収ランキング2025」を発表。正社員の平均年収は429万円で、前年から3万円増となり過去8年間で最高値を記録しました。
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平均年収は「429万円」で2017年以降最高額
2025年の平均年収は429万円、年収中央値は384万円(前年比+4万円)で、2017年以降最高となりました。男女別に見ても、男性は487万円(+6万円)、女性は370万円(+4万円)といずれも増加しています。
平均年収の推移(出典:プレスリリース、以下同)
doda編集長の桜井貴史氏は、「厚生労働省による助成金の拡充や、物価高騰対策として中小企業の賃上げを促す方針など、政府の支援策も後押しとなり、平均年収が上昇した」と分析。一方で物価高による将来不安は根強く、「給与が低い・昇給が見込めない」ことを理由に転職を検討する人も少なくありません。
桜井氏は、「自身のはたらく環境や給与・待遇を振り返り、『給与の見込みが乏しい企業にとどまるよりも、転職によって待遇改善を図りたい』と考えた人も多いのではないでしょうか」と、個人のキャリア意識の変化についても言及しています。
職種別1位は「医師」で1,063万円
職種別の平均年収ランキングでは、「医師」が1,063万円で3年連続の1位となりました。2位には「投資銀行業務」(932万円)、3位には「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(842万円)が続いています。
特に「投資銀行業務」は前年比109万円アップ、「会計コンサルタント/財務アドバイザリー」は74万円アップするなど、大幅な伸びを見せています。
業種別1位は「投信/投資顧問」で814万円
業種別では、「投信/投信顧問」(814万円)が1位を獲得。2位には「たばこ」(759万円)、3位には2024年度に1位だった「ベンチャーキャピタル/プライベートエクイティ」(724万円)が続いています。
業種別の平均年収ランキング
トップ10には「証券会社」「信託銀行」など「金融」に分類される業種が4つランクインしており、昨年から続く活況なマーケット状況が年収水準を押し上げたと考えられます。
若手・中堅層で年収アップ。都道府県別でも28都府県で年収増加
年代別の平均年収を見ると、「20代」は365万円(前年比+5万円)、「30代」は454万円(前年比+3万円)となり、若手・中堅層を中心に年収アップが進んでいます。50代以上を除くすべての年代で前年よりも平均年収が増加し、50代以上では601万円で前年比-6万円となりました。
都道府県別では、トップ4を東京都(476万円)、神奈川県(456万円)、千葉県(440万円)、埼玉県(426万円)と首都圏が独占しました。しかし。賃上げの波は地方にも波及しており、47都道府県のうち28都府県で平均年収が増加。特に「富山県」「青森県」は前年比13万円アップと最も上昇幅が大きく、次いで「徳島県」が11万円アップするなど、地域経済における賃金動向にも変化が見られます。
桜井氏は、今後について「自分のキャリアを主体的に切り開いていく『キャリアオーナーシップ人材』がますます社会に求められていく」と考察しています。
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