転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社は、毎年恒例の「平均年収ランキング2025」を発表。正社員の平均年収は429万円で、前年から3万円増となり過去8年間で最高値を記録しました。

正社員平均年収「429万円」に上昇、特に上がった職種や業種は?【doda調査】
「2026年度上半期」の採用戦略に活かす!業種・職種別 企業の提示年収データ
「2026年度上半期」の採用戦略に活かす!業種・職種別 企業の提示年収データ2026年度上半期版のデータになります。採用市場の変化を見極め、競争力あるオファーを設計するためには、最新の年収データの把握が欠かせません。本資料は、業種・職種・経験年数・地域といった多角的な視点から、年収水準の傾向を把握するためのヒントを提供します。採用戦略の見直しや、ターゲット人材へのアプローチ設計に、ぜひご活用ください。
⇒資料を無料ダウンロード

平均年収は「429万円」で2017年以降最高額

2025年の平均年収は429万円、年収中央値は384万円(前年比+4万円)で、2017年以降最高となりました。男女別に見ても、男性は487万円(+6万円)、女性は370万円(+4万円)といずれも増加しています。

正社員平均年収「429万円」に上昇、特に上がった職種や業種は?【doda調査】
平均年収の推移(出典:プレスリリース、以下同)

平均年収の推移(出典:プレスリリース、以下同)

doda編集長の桜井貴史氏は、「厚生労働省による助成金の拡充や、物価高騰対策として中小企業の賃上げを促す方針など、政府の支援策も後押しとなり、平均年収が上昇した」と分析。一方で物価高による将来不安は根強く、「給与が低い・昇給が見込めない」ことを理由に転職を検討する人も少なくありません。

桜井氏は、「自身のはたらく環境や給与・待遇を振り返り、『給与の見込みが乏しい企業にとどまるよりも、転職によって待遇改善を図りたい』と考えた人も多いのではないでしょうか」と、個人のキャリア意識の変化についても言及しています。

職種別1位は「医師」で1,063万円

職種別の平均年収ランキングでは、「医師」が1,063万円で3年連続の1位となりました。2位には「投資銀行業務」(932万円)、3位には「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(842万円)が続いています。

正社員平均年収「429万円」に上昇、特に上がった職種や業種は?【doda調査】
職種別の平均年収ランキング
職種別の平均年収ランキング

特に「投資銀行業務」は前年比109万円アップ、「会計コンサルタント/財務アドバイザリー」は74万円アップするなど、大幅な伸びを見せています。

業種別1位は「投信/投資顧問」で814万円

業種別では、「投信/投信顧問」(814万円)が1位を獲得。2位には「たばこ」(759万円)、3位には2024年度に1位だった「ベンチャーキャピタル/プライベートエクイティ」(724万円)が続いています。

正社員平均年収「429万円」に上昇、特に上がった職種や業種は?【doda調査】
業種別の平均年収ランキング

業種別の平均年収ランキング

トップ10には「証券会社」「信託銀行」など「金融」に分類される業種が4つランクインしており、昨年から続く活況なマーケット状況が年収水準を押し上げたと考えられます。

若手・中堅層で年収アップ。都道府県別でも28都府県で年収増加

年代別の平均年収を見ると、「20代」は365万円(前年比+5万円)、「30代」は454万円(前年比+3万円)となり、若手・中堅層を中心に年収アップが進んでいます。50代以上を除くすべての年代で前年よりも平均年収が増加し、50代以上では601万円で前年比-6万円となりました。

都道府県別では、トップ4を東京都(476万円)、神奈川県(456万円)、千葉県(440万円)、埼玉県(426万円)と首都圏が独占しました。しかし。賃上げの波は地方にも波及しており、47都道府県のうち28都府県で平均年収が増加。特に「富山県」「青森県」は前年比13万円アップと最も上昇幅が大きく、次いで「徳島県」が11万円アップするなど、地域経済における賃金動向にも変化が見られます。

桜井氏は、今後について「自分のキャリアを主体的に切り開いていく『キャリアオーナーシップ人材』がますます社会に求められていく」と考察しています。

【おすすめ記事】
転職市場の“いま”が一目でわかる!求人数、転職理由ランキング、離職動向のパーソル最新まとめ【2026年4月号】
転職希望者が本当に知りたい3つのこと──給与・人間関係・社内の雰囲気を面接でどう伝える?

編集部おすすめ