
ワールドは、日本政策投資銀行と共同設立した投資会社W&Dインベストメントデザイン(東京都港区)を通じて、子供服ブランド「KP」を展開するニットプランナー(東京都中央区)から主要事業を取得したと発表した。受け皿会社として8月に設立した新会社「KP」(東京都港区)が事業を引き継いだ。
ニットプランナーは1973年に創業。1978年に子供服のブランドネームを「KP」に統一し、中国に進出するなど、国内の店舗網を拡大してきた。しかし、コロナ禍の影響で業績が悪化。東京商工リサーチによると、2021年1月期には売上高が16億4000万円まで落ち込み、4億円を超える赤字を計上した。
新KPはベーシックなヨーロピアンカジュアルを特徴とした4ブランド「KP」「KP BOY」「trois lapins(トロワラパン)」「KP DECO」を展開する。9月末時点のKPの店舗数は45。