三菱ケミカルグループは、傘下の三菱ケミカルのインドネシア子会社で高純度テレフタル酸(PTA)事業を手がけるPT Mitsubishi Chemical Indonesia(MCCI、ジャカルタ。売上高649億円、営業利益△2億8500万円)の株式80%を、東南アジアでPTAの原料パラキシレンの事業化を予定するPT Lintas Citra Pratamaに譲渡することを決めた。
MCCIは1991年に設立以来、インドネシアで繊維やペットボトルなどポリエステル製品の主原料であるPTAを生産してきた。今後の事業の方向性を検討する中で、Lintas Citra Pratamaグループから事業譲渡の打診があったという。