J.フロントリテイリングは傘下の大丸松坂屋百貨店(東京都江東区)を通じて、持ち分法適用関連会社で「大丸心斎橋店南館」の建物を保有する心斎橋共同センタービルディング(SCB、大阪市。売上高5億4700万円、営業利益1億7500万円、純資産25億7000万円)を完全子会社化することを決めた。
第1回取得(所有割合32.6%)は2024年7月31日。第2回取得(同10%)は2025年7月31日を予定している。
SCBが保有する建物は1970年から大丸心斎橋店南館として営業。心斎橋エリアでは南館のほか、大丸心斎橋店本館、心斎橋パルコなどを運営している。SCBを大丸松坂屋の完全子会社として取り込むことで、南館を含めた今後のエリア戦略について自社による自由度の高い事業計画策定が可能になるとしている。
現在SCBに折半出資する三信は1953年設立で、三菱UFJ銀行、TIS、ジェーシービー、損害保険ジャパン、大同生命保険が株主として名を連ねる。