日本紙パルプ商事は、フランスでグラフィック用紙の卸売事業を手がけるInapa France S.A.S.(売上高323億円、営業利益14億7000万円、純資産272億円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。欧州大陸での基盤拡充が狙い。

取得価額は43億7400万円。取得予定日は2024年11月30日。

Inapa Franceは欧州3位の紙商グループであるポルトガルInapa–Investimentos, Participações e Gestão, S.A.の傘下企業。フランスの紙・板紙消費の市場規模は、ドイツ、イタリアに次ぐ第3位。日本紙パルプ商事は今月、Inapa–Investimentosのドイツ子会社3社からグラフィック用紙販売事業などの取得を決めたばかりで、欧州での攻勢を強めている。

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