ノジマは11日、ソニーグループのパソコン事業を前身とするVAIO(長野県安曇野市。売上高421億円、当期純利益9億8500万円、純資産49億8000万円)を買収すると発表した。
「VAIO」ブランドのパソコンは1997年に製造を開始した。モバイル・ノートパソコンの人気ブランドとして海外を含めて多くの支持を集めたが、2014年、ソニーが不採算事業としてパソコン事業を日本産業パートナーズに売却した。同年7月、ブランド名を冠したVAIOの社名で再出発し、法人向けを中心にパソコン事業を展開してきた。従業員数は約360人。
ノジマは買収目的会社を通じて、VAIO株約1.6%と、日本産業パートナーズ傘下でVAIO株91.4%を保有するVJホールディングス3(東京都千代田区)の全株式を取得する。
VAIOの社名、ブランドはそのまま維持される予定。ノジマは純国産パソコンメーカーとしてVAIOの魅力を国内外に発信するとしている。