資金面での制約を解消し、充電インフラの設置を加速するためには外部資本の活用が必要と判断した。
EV(電気自動車)充電事業を新会社(社名は未定、東京都中央区)に移管したうえで、新会社の株式51%を中部電力傘下の中部電力ミライズ(名古屋市)に譲渡する。
株式の譲渡価額は510円。譲渡予定日は2025年3月10日。併せて同日付で、両社は持ち株比率に応じて総額60億円の増資を予定している。
ENECHANGEは新会社の株式49%を保有し、中部電力ミライズとの共同運営の形で引き続きEV充電事業の成長に関与する。当該事業の直近業績は売上高1億3900万円、営業損失20億8000万円。
ENECHANGEは2021年にEV充電事業に乗り出し、2025年1月末時点でホテル、商業施設、ゴルフ場、コインパーキングなどに設置した目的地充電器の累計口数は7000口を超える見込みとしている。