UTグループは2020年、ベトナムで人材派遣を行うGreen Speed Joint Stock Company(GS、ビンズオン省)を子会社化。日本での技能実習終了後に帰国する実習生の就業先を確保し、スムーズなキャリア移行を支援することを目的としていたが、コロナ禍で技能実習生の受け入れの大幅な停滞や、2024年6月の制度改正を受けて実習終了後の帰国者が減少し、日本国内で長期就労する傾向が強まるなど、ベトナムでの事業環境が大きく変化していた。

同社は売上高107億円、営業利益4億1800万円、純資産10億2000万円(2023年12月期)。譲渡先はGSの創業者であるLe Van Hoang氏。

譲渡価額は22億4700万円。譲渡予定日は2025年3月27日。UTグループはGSの全保有株式51%を譲渡した。

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