自動車用アンテナ大手のヨコオは、事業領域拡大の目的に同社初のサブスクリプション（定額課金）ビジネスとして車載向け鍵開閉管理システムの開発・販売を推進中。その取り組みを加速するため、自社に不足している通信モジュール技術や、サブスクビジネスに欠かせないソフトウエア技術を光波（東京都練馬区）から獲得するのが狙い。

光波から取得するのは同社のネットワークソリューション事業で、直近売上高は56億8000万円（2024年3月期）。

光波はLED（発光ダイオード）応用技術を中核とし、光学技術、各種センシング技術とこれに伴う通信技術を得意とする。2008年にタムラ製作所の傘下に入り、2011年に同社による完全子会社化でジャスダックへの上場を廃止した。

取得価額は2億5000万円。取得予定日は2025年6月1日。

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