自動車用ドアクロージャーシステムなどの電子制御システムを手がけるハイレックスコーポレーションは、三井金属アクト（横浜市）との技術融合により、自動車ドアシステム市場での競争力強化を狙う。

一方、アクトは独自のドアラッチ（ドアを閉じた状態を保持し、ドアハンドルなどの操作で開放する部品）技術を持ち、ハイレックスの電子制御技術とのシナジー（相乗）効果に期待している。

三井金属鉱業からアクトの全普通株式を取得し、完全子会社化する。

アクトは1943年に設立。売上高958億円、営業利益10億1000万円、純資産438億円（2025年3月期）。

取得価額は1130億円。取得予定日が2025年10～12月。

三井金属鉱業はアクトの売却に伴い、2026年3月期に197億円の特別損失を計上する見込み。

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