車載・通信用のコイル関連部品を製造するスミダコーポレーションは、ドイツのEV(電気自動車)向け補助金廃止や中国経済の低迷による需要減に伴い、欧州事業の構造改革を進めており、その一環。Schmidbauer Transformatoren- und Gerätebau GmbH(バイエルン州)を子会社化することで、収益源の多様化やSchmidbauer製品の自社製造による収益拡大を見込む。

Schmidbauerは風力発電・太陽光、鉄道、船舶などの産業分野向けに大型コイルに特化した製品を製造する。同社は売上高48億5000万円、営業利益6億8800万円、純資産21億5000万円(2024年8月期)。

取得価額は約58億3700万円。取得予定は2025年度中。ドイツ子会社を通じてSchmidbauerの株式80%を取得する。

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