H.U.グループホールディングスは、福祉用具レンタル卸事業を手がける子会社のケアレックス（東京都港区）の発行済株式80％を、建設機械販売・レンタルや商事事業を展開するワキタ（大阪府大阪市）に譲渡し、「集中と選択」による資本効率の向上を目指す。残る20％の株式も、本譲渡の1年半から2年後の間にワキタへ売却する予定。

ケアレックスは車いすや介護用ベッドなどの福祉用具レンタル卸事業を展開してきたが、競争激化やコスト上昇が課題となっていた。一方、ケアレックスを譲受するワキタは介護市場の拡大を見すえ、福祉用具レンタル卸会社の買収を進めている。

ケアレックスは、売上高58億9500万円、営業利益2億8700万円、純資産14億1300万円（2025年3月期）。

譲渡価額は52億円。譲渡予定日は2025年11月28日。

ケアレックスの在宅サービス事業子会社StarQガイア（東京都港区）の株式66.6％は、H.U.グループが譲受して直接子会社化する。

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