外食チェーンの串カツ田中ホールディングスは、事業多角化の一環としてイタリアンレストランを運営するピソラ(滋賀県草津市)を完全子会社化し、顧客層や価格帯、出店エリアなどの事業領域拡大によるグループ全体の企業価値向上を目指す。買収後もピソラの現経営陣は、引き続き同社の経営に参画する。

ピソラは近畿・東海・関東地方の郊外ロードサイドを中心に約60店舗を展開し、売上高72億2000万円、営業利益2億4500万円、純資産8億1900万円(2025年5月期)。

取得価額は、新株予約権取得を含めて95億円。取得予定日は2025年12月1日。串カツ田中HDは金融機関からの借入れと第三者割当増資の組み合わせで買収資金を調達する。

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