自動車内外装の樹脂加工製品を製造する森六は、レゾナック・ホールディングスがから自動車成形部材事業を取得する。対象事業は外装樹脂部品の製造・販売を中心に、樹脂製バックドアや外装発泡成形部品などの独自技術を生かした付加価値製品を製造している。

同社の加飾・電装・軽量化技術と外装発泡・モジュール化技術を融合させ、より競争力の高い製品・ソリューションを創出することが狙い。

事業の取得にあたっては、レゾナック・HDが事業譲渡のために会社分割により新設する成形部材分割準備会社(分割準備会社、東京都港区)を子会社化する。対象事業は売上高12億円、純資産15億6000万円(2024年12月期)。

取得価額は178億円。取得予定日は2026年4月1日。分割準備会社の全株式を取得する。

分割準備会社には、子会社として、レゾナック・HD傘下のレゾナック・オートモーティブプロダクツ(RAP、福岡県田川市)、Resonac Automotive Products (Thailand) Co., Ltd.(タイ・ラヨーン県)が含まれるが、現RAPの関西事業については、レゾナック(東京都港区)が承継する。RAPは売上高214億円、純資産63億6000万円、Resonac Automotive Products (Thailand)は売上高215億円、純資産210億円(いずれも、2024年12月期)。

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