ラーメンチェーンの魁力屋は、つけ麺専門店「三田製麵所」の運営会社を傘下に持つエムピーキッチンホールディングス(東京都渋谷区)を子会社化することで、市場拡大が見込まれるラーメン事業の業容拡大につなげる。エムピーキッチンホールディングスは「三田製麵所」(約50店舗)を中心に、とんかつ店、餃子専門店を含めて直営70店舗を展開する。

持ち株会社のエムピーキッチンホールディングスの傘下で、「三田製麺所」などの運営会社であるエムピーキッチン(同)は売上高57億4000万円、営業利益△4億4000万円、純資産9950万円(2024年12月期)。

魁力屋は「京都北白川ラーメン魁力屋」などを主力ブランドとして展開。ラーメン市場については外食の他業態と比較して寡占化が進んでおらず、シェア拡大の余地が大きいとし、近年、優良ブランドの取り込みに向けてM&Aを積極化している。

取得価額は50億円。取得予定日は2026年1月7日。エムピーキッチンホールディングスの全株式を取得する。

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