塩野義製薬は、田辺ファーマ(大阪市)から筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの治療薬であるエダラボン事業を取得し、希少疾患に対する取り組みを加速する。エダラボン(日本での製品名「ラジカット」、米国での製品名「Radicava」)の日米を含むグローバルでの知的財産、販売権などを含む全権利と、希少疾患領域に精通した人材と事業運営ノウハウを獲得する。

これに伴い、田辺ファーマが米国にエダラボン事業会社(所在地など未定)を設立し、この全株式を塩野義の米国子会社シオノギ・インク(ニュージャージー州)が取得する。

米国におけるエダラボン(Radicava)の2025年3月期売上高は944億円。

取得価額は約3941億円(25億ドル)。取得予定は2026年4月1日以降。

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