棚卸サービス大手のエイジスは、創業家資産管理会社の斉藤ホールディングス(千葉市)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、中長期視点での成長投資や新規事業創出、資本業務提携、M&A推進といった経営判断の迅速化を図り、企業価値向上を目指す。

一方、斉藤ホールディングスはエイジスが事業領域拡大や新規事業の創出、海外展開の強化などを進めるうえで、上場を維持したままこれらの施策を展開するのは困難だと判断。

上場維持コストが多額となっていることも踏まえ、TOBでエイジスを非公開化することにした。

買付価格は1株当たり4450円で、公表前営業日の終値3750円に対して18.67%のプレミアムを加えた。買付予定数は552万4524株。下限は所有割合32.19%にあたる271万6600株。買付代金は約245億円。買付期間は2026年2月20日~4月6日の30営業日。決済の開始日は4月13日。公開買付代理人は野村証券。

エイジスはTOBに賛同を表明し、株主に応募を推奨している。TOB成立後、東証スタンダード市場への上場が廃止となる。

斉藤ホールディングスの社長で、エイジス創業家の齋藤昭生氏が保有する株式12.04%については、TOBに応募しない。TOB成立後に株式交換を実施し、斉藤ホールディングスがエイジスを完全子会社化する。

エイジスは1978年にオール・ジャパン・インベントリ・サービスとして創業し、1996年に現社名に変更した。1996年にジャスダック市場に上場、2022年4月に東証スタンダード市場に移行している。

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