バルブメーカー大手のキッツは重点戦略として半導体分野での中長期な成長基盤の確立を推し進めており、その一環。ブイテックス(東京都品川区)はカナデビア傘下で、産業用特殊バルブの製造を主力とし、なかでも半導体製造工程で使われる真空バルブに強みを持つ。

半導体の微細化・高集積化に伴い、真空プロセスの安定性や精密な圧力制御の重要性が一段と高まる中、キッツとしても真空バルブ関連の事業を強化していく必要があると判断した。

ブイテックスは1949年設立で、売上高85億円、営業利益3億9500万円、純資産32億7000万円(2025年3月期)。バルブ以外に、圧力容器や配管が圧力によって破損するのを防ぐ安全装置の役割を持つラプチャーディスク(破裂板)を製造している。キッツは半導体関連に加え、グループで展開する産業用バルブ・流体制御領域全般での相乗効果も見込む。

取得価額は93億6800万円。取得予定日は2026年6月1日。ブイテックスの全株式を取得する。

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